舞台芸術学科 14期
について

私たちはただ、普通の大学生活を送りたかった。

私たちは、京都芸術大学芸術学部舞台芸術学科に所属している大学4年生です。

演技・演出コース、舞台デザインコースの計48名が所属しています。

演技・演出コースでは、すべての基礎となる「演技」を身に着け、伝統芸能やダンスなども学び幅広く活躍できる力をつけてきました。

舞台デザインコースでは、劇場を教室として舞台デザインをトータルに学び舞台をつくりあげながら、専門技術と舞台人としての心得を身につけてきました。

しかし、その背景には、沢山の苦悩や「こんなはずじゃなかった」といった過去があります。

2020年に入学した私たちは、新型コロナウイルスの影響により、学校に行くことはおろか、同級生と直接顔を合わす機会もないまま、一年生の半分をオンラインという環境下で過ごしてきました。専門授業は勿論の事、他学科との共通授業も

全て自宅から一人で受け、「思い描いていた大学生活」とはかけ離れた日々を余儀なくされました。

学校で授業を受けられるようになってからもマスクをしながらの稽古や感染対策に気を配った緊張感のある公演活動に耐え、14期生としての公演を成功させてきました。そしてやっと、卒業制作で”普通”の公演活動が行えるようになりました。

コロナ禍を乗り越え、逆境に打ち勝ってきた私たちだからこそ、皆さんにお伝えできるものがあると思っています。